
数年前、東南アジアのある国で仕事していたときのことです。
休暇を取って、現地の同僚の実家に遊びに行きました。
かなり辺鄙な村だったのですが、そこは、太平洋戦争当時に日本軍が駐留していた場所でした。
日本兵は連合軍との戦闘で全員亡くなったそうですが、村には彼らを弔うために植えられた大きな木があり、今でも毎年、村祭りでその霊を慰めているとのことです。
驚いたのは、その村自体も戦闘に巻き込まれ、焼け野原となったにもかかわらず、村人が世代を超えて慰霊を続けていること。
過去の出来事を憎しみや恨みではなく、祈りや慰霊として受け継いできた姿勢に、深い敬意を抱かずにはいられませんでした。
いつか何かの形で恩返しできればいいな、と思います。
