【バリ島でのトラブルから学んだこと】
最近、スマニューなどで、三流のビジネスパーソンは〇〇、だが、一流は??、的な記事をよく見かけますが、「一流」についてちょっと思い出したことがあったので、書いてみます。
JICA専門家として東南アジアで活動していた頃の話です。
日本へ一時帰国する際、バリ島でトランジットだったのですが、現地で開催されていた国際サミットの影響で、なんと日本行きの便が突然欠航になりました。
航空会社はヒドイもので、「空港で一夜を過ごしてください」という信じられない対応、、
みながざわつく中、乗客のあるグループが動き始めました。
誰に頼まれたわけでもなく、航空会社と粘り強く交渉を続け、最終的には乗客用のホテルを確保させたのです。
…ただし、全員分の「部屋」は足りず、航空会社やホテルと交渉をしてくれた方々は、他の客を優先して、自分たちはホテルのロビーで夜を明かしました。。
実はそのグループとは、たまたま同じ便に乗る予定だった、通訳や中央省庁の官僚で構成される、国際サミット支援のプロフェッショナルチームだったのです。
ちなみに、私もJICA専門家という立ち位置だったので、部屋は他の方に譲ってロビーでご一緒したのですが、そのとき初めて、サミットの支援チームだということがわかりました。
各国首脳が集まるサミットに同行する一団ですので、語学などの能力面でも選りすぐりのプロフェッショナルたち。なのに、まったく偉ぶることもなく、ごく自然に他者のために動ける姿に感動すら覚えました。
一方で、終始文句しか言わず、何もしなかった一部の乗客は、ホテルに着いた途端に当然のように我先にと部屋へ。。
交渉に当たってくれた方々に対して、感謝の言葉すらありませんでした。
表に出ることなく、誰かのために動ける人。
見返りを求めず、静かに責任を果たす人。
その行動が、周囲を救い、尊敬を生む。
一流とは、そういう姿勢を貫ける人のことを言うのではないかなと、このトラブルで学んだ出来事でした。
